2018上半期をふりかえって



久々に自分のBlogを開きますと、昨年は下書きで終わっているページばかり。新年の過ごし方を考える上でも、自分にとってもいい機会だなと思いますので、ご報告したかった出来事をざっくりまとめてみました。まずは、上半期編!


振り返ってみると、様々なイベントへの準備&出演&移動とで、実にてんやわんやでした。2月は当スタジオ奈良校のホイケ(代表の香ちゃんが大活躍してくれました)、3月はフラ競技会のkeiki hulaとhoolauleに演奏で参加し、hoonaneaは司会で関わりました。4月は上里ウニクスのイベントに当スタジオ群馬校のみなさんと出演。5月の連休は吉祥寺ハワイイベントや東洋文庫のハワイアンショー、夢の島のハワイイベントに東京大学フラサークルと当スタジオの東京の生徒たちと出演して大忙しでした。演奏で宮古島を訪れ癒されつつ焦げたり、熱海を学生と訪れてパフォーマンスしてさらに焦げた後、準備不足の不安を抱えて、4年に一度の最大級のフラカンファレンス(今年で最後になるkaahahula o halauaola in hawaii)のためにハワイ島に飛びました。帰国後、岡本聖子先生のスタジオのホイケで演奏させていただいて、6月末は、ぱしふぃっくびいなす号に乗船して演奏やフラをしながら、初めての小笠原諸島へ。そんな上半期。めまぐるしかったけれども、私がやりたい事をやれたのは、たくさんの方にサポートしていただけたお陰でした。本当にありがたかったです。

この時期の自分の体験は幅広く、じっくり考えることができなかったですが、今となると自分の得た印象(感想)は幾つかの要点にまとめられるように思います。

①フラにおける日本とハワイ間について
競技会やホイケ、カンファランスなどを通して、さまざまなフラ教室の方々と親身に関わるようになりますと、語学に不自由なかったり、長く暮らして両文化の価値観を正しく理解する方達がかなりの数いることに気付かされました。私は心の中でそうした彼らを『名コミュニケーター』と勝手に名付け、そうした彼らに出会う度に「あ、ここにもいる!いい通訳している!」などと、嬉しく思っていました。彼(女)の存在は今後ますます、言語による誤解や壁を、双方に取り除いていってくれることだろうと思います。これは日本とハワイのフラピープルにとって、とてもいい事だと思いました。


②フラにおいて語られる「自信と謙虚さ」
ようやく自分も、クムフラや先生方は非常に勉強熱心で、骨身を削って、日々飽くなき追求を行っているのだと、わかるようになりました。綺麗さ・完璧さ・オリジナリティを、伝統とレパートリーと「正統性」とのバランスの中で、(再)創造し続けようとする。フラピープルは、自分たちの最高のものをパフォーマンスとして「自信」をもって提示するのだから、同じように頑張っている他のチームに対しても、かれらのフラの前には敬意をはらい、彼らの伝統や作品の前に「謙虚」であるべきだ、と語ります。私はこの価値観をとても素敵だと思います。日本人にとって、(アメリカ人にとってもかもしれませんが、少なくとも私にとってはそうです。)「謙虚」さが自己否定ではなく自己に「自信」をもつことと相容れるのだ、「自信」は他者との比較の上に成り立つものではないという考えを内面に取り入れるのは少々時間がかかるかもしれません。自分たちのチームのパフォーマンスを必死に追求する先生方の姿を拝見する度に、自分の頭がどんどん頭が下がっていくのを感じました。



③多元的価値観の中で
クムフラがフラの生き字引のような存在であることはだれも承知していることですが、ハワイアンミュージシャンもまた、偉大な情報の保持者なのです。ミュージシャンはしばしばフラチームの間を行き来します。彼らは、ホイケでもコンペでも、クムフラとタグをくんで一緒に作品を作って行きますので、クムの知識と趣味と経験を得ます。ひとつのスクールで得られる知識の数倍の情報量が流れ込んでくる訳ですので、まさに情報のるつぼです。自分が演奏をしていて、ミュージシャンの方たちから身近に話が聞ける、そしてクムフラ(フラの先生方)からたくさん教えていただけるのは、一人のフラ・ラバーとして、演奏をやっていてよかったと思える瞬間です。
でも同時に、それは近年私を苦しませてもいます。やはり、流派によって価値観やマナーが多様ですので、そうした多様な価値観を知ってしまうと、自分の生徒たちに心から信じるところの一つの価値基準を提示しづらいのです。ひとつの流派には、やはりある程度の価値基準がないことには、効率が悪いし、まとまらない。生徒さんにとってもガイドがないのは不自由な事だと思います。他の、ミュージシャン兼フラの先生達(近年は日本でも増えましたね。とてもいい事だと思います。)はそのあたりどう考えていらっしゃるのかしら。今年、いろいろと自分なりに答えを見つけて行こうと思っています。